猫健康診断で異常なし=健康とは限らない?



健康診断で異常なし=
健康とは限らない?
そう言われると、多くの飼い主さんはホッとしますよね。
そう思う気持ちはとてもよく分かります。
もちろん、健康診断は猫ちゃんの健康状態を知るためにとても大切なものです。 私自身も、定期的な健康診断はぜひ受けていただきたいと考えています。
思い込んでしまうのは少し危険かもしれません。
実は、健康診断では分からないこともたくさんあるのです。
検査で異常が出る頃には、病気がかなり進行していることも
代表的な例が「腎臓」です。
猫ちゃんは腎臓病になりやすい動物として知られていますが、健康診断で 測定する腎機能の数値は、腎臓がある程度ダメージを受けて初めて 異常として現れます。
腎臓の機能がここまで失われて、はじめて数値に変化が出ると言われています
つまり、数値に異常が見つかった時には、すでに病気がかなり進行している 可能性があるということです。
しかも腎臓は悪くなっても初期には目立った症状が少なく、
そんな小さな変化しか見られないことも珍しくありません。
だからこそ、「検査結果が正常だから安心」ではなく、普段の様子を よく知っておくことが何より大切なのです。
検査で分からないことは、人でもある
これは私自身が強く感じた出来事があります。
数年前、主人が突然、激しい腹痛に襲われました。
痛みで立っていられず床に倒れ込み、さらに記憶も混乱してしまい、 同じ質問を何度も繰り返す状態になりました。
そう感じてすぐに救急車を呼び、病院でさまざまな検査を受けました。
結果はすべて異常なし。検査では原因が分からなかったのです。
もちろん、「健康だった」という意味ではありません。あれほど強い症状が 出ていたのですから、何かしらの原因はあったはずです。ただ、その時の 医療では原因を特定できなかったということです。
私はこの経験から、
ということを強く実感しました。これは猫ちゃんにも同じことが 言えるのではないでしょうか。
現在の検査では分からない不調や、数値にはまだ現れない変化が 起きている可能性もあるのです。
毎日一緒に暮らしている飼い主さんだから気づけること
健康診断は、もちろんとても大切です。
だからといって健康診断だけに頼るのではなく、毎日の暮らしの中で 猫ちゃんの様子を観察することも同じくらい重要です。
毎日一緒に過ごしている飼い主さんだからこそ気づける、小さなサインが あります。例えば、
こうした変化は、病気の初期サインであることもあります。
その感覚は、毎日見ている飼い主さんだからこそ分かる、とても貴重な 情報です。
健康を守るために、本当に大切なこと
健康診断は、猫ちゃんの健康状態を確認するための大切な"定点観測"です。
定点観測
日々の健康チェック
この二つが揃って初めて、猫ちゃんの健康をより深く見守ることができます。
そしてもう一つ忘れてはいけないのが、病気になってから治療するだけ ではなく、病気になりにくい身体づくりを日頃から意識することです。
毎日の積み重ねが猫ちゃんの未来の健康につながります。
健康診断の結果に安心することは悪いことではありません。でも、 それだけで「健康」と決めつけるのではなく、毎日の小さな変化にも 目を向けてあげてください。
大切な愛猫の健康を守る一番早いサインになるかもしれません。


