積み重ねと想いは拳に宿る

積み重ねと想いは拳に宿る | Diginess Lab
Fight Report

「積み重ねと想いは
拳に宿る」

大会ガルーダフェスティバル(所属ジム主催)
日程8月2日
対戦カードメインイベント
対戦相手タイ人選手・18歳(現役)
契約体重52.5kg(普段より1kg軽い)

8月2日、所属ジム主催の「ガルーダフェスティバル」に出場し、メインイベントを務めさせていただきました。

対戦相手は18歳のタイ人選手。タイ人選手は現役を終えた後、トレーナーとして日本に来て選手を兼任するケースも多いですが、今回はまだ18歳。まさにバリバリの現役選手との対戦でした。

そして今回、僕にとっては不安要素の多い試合でもありました。

サウスポーが苦手(対サウスポー戦績 4戦3敗) 普段より1kg軽い52.5kg契約

試合が始まると、相手の強烈な蹴りに苦しめられました。ハイキックでバランスを崩され、さらに予想していなかった三日月蹴りを腹にもらい、かなり効かされました。

正直、紙一重の状況でした。

それでも、試合前から決めていたことがありました。

DECLARATION

「今回は倒して勝つ」

試合前のリングチェックでも、ほとんど動きませんでした。相手を倒し、赤コーナーに登って雄叫びを上げる。その光景だけを何度も頭の中でイメージしていました。

1R 終了

インターバルでは「もっと動け。先にミドルとカーフを蹴れ」と指示を受けました。その通りに動きながらも、僕の中ではずっとパンチで倒すチャンスを狙っていました。

2R

カーフキックが効いた瞬間、

「ここで行け!」

と、神の声が聞こえました。笑

そのまま一気に飛び込み、相手の攻撃に合わせた左フックがカウンターで炸裂。

THE MOMENT

一発で試合がひっくり返りました。

狙っていたとはいえ、自分でもこれ以上ないと思えるタイミングのパンチでした。

でも、僕は決してパンチ力がある選手ではありません。だからこそ、あの一発には自分の力だけではないものが乗っていたように感じています。

これまで勝てない時期も含めてコツコツ積み重ねてきた練習
支えてくれたジムの仲間や家族
スポンサーの皆様や、会場で声を枯らして応援してくれた方々
積み重ねてきた時間と、応援してくれる人たちの想いが、
最後は自分の拳に宿った。

そんな感覚がありました。

そしてこれは、仕事にも通じるものがある

営業も、一回の商談だけを見れば「うまくいった」「うまくいかなかった」という結果しか見えません。

でも、その結果を生むのは、その瞬間だけの力ではありません。

普段からどれだけお客様の話を聞いてきたか
どれだけ商品について勉強してきたか
どれだけ失敗から学んできたか
周囲の人たちとどれだけ信頼関係を築いてきたか

そうした目には見えない積み重ねが、勝負どころの一言や判断に現れるのだと思います。

見える結果

左フック一発、
数秒の出来事

見えない積み重ね

その数秒を生んだ、
何年もの時間

仕事でも格闘技でも、すぐに結果が出ない時期はあります。それでも積み重ねたものは消えない。

積み重ねは、いつか勝負どころで自分を助けてくれる。

今回の試合を通して、改めてそう感じました。

これからもリングでも仕事でも、一発の結果だけに一喜一憂せず、日々の小さな積み重ねを大切にしていきたいと思います。

僕にとって、そんなことを実感できた一戦になりました。

「積み重ねと想いは拳に宿る」
シモン・兵庫
PROFESSIONAL KICKBOXER

兵庫 志門(ヒョウゴ シモン)

Professional Kickboxer 所属のプロキックボクサー。14歳でキックボクシングを始め、師匠である高嶺幸良会長のもとで技術と精神を磨く。「継続」を武器に過酷なリングに立ち続ける。

PLAYER PROFILE
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