砲身の向きと照準器(サイト)の狙点を一致させる作業・基準のこと。「砲が実際に向いている方向」と「照準器が狙っている方向」を合わせる調整で、射撃精度を高めるための根本的な準備作業。
戦車は巨大で、砲身・砲塔・照準器が別構造のため、微妙なズレが発生します。以下の要因により日々誤差が生じ、定期的な調整が不可欠です。
ボアサイト眼鏡の設置
閉鎖機側(砲尾側)にボアサイト眼鏡をセットする。
砲身先端への十字糸の設置
砲口(砲身先端)に十字の糸を張り、基準点を作る。
三点一致の確認
「ボアサイト眼鏡」「砲身先端の十字糸」「目標」の3点をぴったり合わせる。
環境の統一
時間・温度・光の条件を極力一定に保ち、正確に合致させる。
機関銃の内容物(ボルト・バレル等)を取り外し、後方から眼鏡で覗き込んで目標と照準器を合わせる。
照準した状態で機関銃の左右・上下を調整して一致させる。
基本的に機関銃は地域(面)を射撃して制圧するものであるため、概略合わせで問題ない。
| 武器種別 | ボアサイト基準距離 | 射撃目的 | 精度要求 |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 1,500 m | 点目標の撃破 | 高精度 |
| 機関銃 | 400 m | 地域制圧・面制圧 | 概略 |
BORESIGHT
最近の戦車に搭載された機械式の自動ボアサイト機能。自動的・迅速に照準合わせが可能。
AUTOMATEDBORESIGHT
ボアサイト眼鏡を使用した従来の手動調整。正確性を追求する場合や高精度射撃時に実施。
HIGH PRECISION※ 通常は平行ボアサイトで迅速対応し、精密射撃を行う際や重要な作戦前などには一点ボアサイトを実施するのが一般的。




